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勉強について思うところ。年表が覚えられない理由が判明しました。

以前から、私が勉強で苦労してきた大問題があります。

歴史の年表の書かれていないところは、
何をしていたのかがわからないので、
全然覚えられないということです。

やる気がないだけだと一蹴されてしまうかもしれませんが、
暗記をすることが本当に長年、私の勉強を苦しめました。
しかし、学校で行う勉強の中心は、暗記の勉強です。
九九や筆算の意味を本当に理解して計算できているでしょうか。
数式の意味を本当に理解しているでしょうか。
時計、時間という概念を説明できるでしょうか。
元素記号の周期表って何でしょうか。
コードなんて覚えられません。
まあ、なんとなくはそんなもんらしい。
段々と諦めていきますから大丈夫でしょう。

問題集を解くと、abcや〜というためと解答だけ覚えてしまうため、
完全に理解したことにはならないとずーっと悩んでいました。
ゴロ合わせで覚えることも、
ゴロが直接意味を持たないので、
苦手を通り越して嫌いで仕方ありません。
QuizKnockの伊沢さんが、暗記をすることは大切です。
思っているよりも難しいことですから、
とりあえず覚える、暗記をなめちゃあいけませんと言っており、
多少気持ちが楽になりました。暗記は悪いことではなかったのだと。
とりあえず、書かれていないところは、
放浪していたことにしときなと、
周りの歴史好きの人たちも助言してくれて、
ダメなことをした気分になる歴史をなんとか乗り切ってきました。

学生は、たくさんのことに興味を持ち、たくさん経験を積んでください、
歴史を学んでください、そう言われた経験はないでしょうか?
きっと何をするにも歴史を学びなさい、
たくさんの物に触れなさいと言われます。
しかし、そこそこ人気のありそうな音楽や美術ですら、
音楽史や美術史に興味が湧いてくることすら叶いません。
脳に負荷がかかり、段々と眠たくなってきます。
大きな枠組みすぎるのです。
とりあえず年表に存在する人や事象から
なんとか興味を探そうと苦しみます。
そして、あまりにもその大きな枠組みに挫折するのです。

鳥獣戯画やピカソは素晴らしいと何度と言われます。
もちろん、先生からものすごく寄り添ってくれた話であることはわかります。
そこで興味を持つことができるなら良いのですが、
琴線が異なるかもしれません。
私を動かしたのは、たった1枚のスイカの浮世絵でしたから。
同じ時期に江戸時代の氷菓子屋(果物屋)のニュースが入ってきます。

スイカがあるならトマトはないのか、八百屋はないのかと探しました。
わずかながらですがありました。
もしかしたら、たくさんの人とトマトの絵を描くだけで
1枚は歴史に残るかもしれないと思えてきます。
東京国立博物館の『草花写生図巻』に描かれた江戸時代のトマト。
https://webarchives.tnm.jp/imgsearch/show/C0005823

その後に、小林清親の光線画の中に国産果物というお店を発見しました。
風景を眺めている内に、人々はどのように電柱を描くのだろうかと思えば、
同じ小林清親が電線絵画を描いていることも知りました。
電柱絵画で、日本で最初に行われた電信テストの様子を記録された絵に、
アメリカから来た7隻の船が遠く描かれているところを見れば、
これは歴史的瞬間の絵であることに感銘を受けます。
ペリーが日本で初めての電信を奉納しに来ているのです。

自転車で片道6時間に及ぶ市へ行き、
途中で遭難しかかって、4時間かかって3市内を横断して帰るなどをすると、
ふと日本地図を歩いて作った伊能忠敬は、
どういう思いだったのだろうかと気になって、
古地図で道路を走るのも面白そうに感じてきます。
当時何となくで流していた、歌川広重の東海道五十三次の浮世絵を見ては、
昔はこんな道をこんな風に歩いていたのかと感銘を受けるようになりました。
東海道を走って富士山へ行ってみるのも面白そうです。

年表に書かれていないところがよくわからないので、
歴史に興味が持てない。
このよくわからないモヤモヤとしていた空白が
文化史で埋められることに気付くまで、
どれだけの時間が必要だったでしょうか。
書店へ行けば、私が目に付く本は、交易の歴史、チョコレートの歴史、
明治の商店、江戸時代の間取り。
Amazonでは、歴史を変えた作物、大英帝国博覧会の歴史。
思い返せば、いろいろな国の人の話を横目に面白いと思っていたし、
黒船が来航したことよりも、黒船に積まれていた物や、
ペリーが食べていた食事が気になる人であったかもしれません。
ここで、文化史に興味があったというところに行き着き、
あらゆる物が江戸時代へと全て繋がってきました。

最近、あなたへのお勧めの本で、「地理マニア」が出てきました。
こういう人は地理マニアであるという項目があって、
古地図を持って散策する、観光地よりも山や川が好きだ、
いつもと違う道を通るのが好きだ、
チェックしてみると、知らず知らずの内に地理マニアに
すでに片足を踏み込んでいたようです。
確かに何メートル先にダムや古墳という看板が見えたら、
とりあえず見に行きます。

電柱を一頻り眺めては、1本の柱で何軒まで共有できるのだろうか、
川の近くや山の電柱はどうするのだろうか、電柵はどうするのだろうか。
電柱について調べていくと、すぐに力学はいかがでしょうか?
数式はこんなですと誘導されていきます。
人生で物理に興味が持てるなんてことが
あるのかもしれないという期待が出てきます。
もしかしたら、私が興味があるのは科学の方ではないのか?と疑って
科学のコーナーもざっと見てみましたが、やはり物理でした。
物理といえど、たくさんの種類があります。
分子、熱、天体、波動、音響。
しかし音楽制作をしながら音響には現時点では興味がないそうで、
トマトが好きでありながら、美味しいトマトの作り方に興味があっても、
地学としては興味がないのです。
三角関数なんか何に使うの?の答えがここで返ってきました。
興味がある電柱は三角関数や微分積分も使われるのだぞと。
電験の法規の本に、
電柱について気になっていた答えが全て載っていました。

文化史側から攻めていくと、雪崩を起こしたように情報が入ってきます。
電柱1つで、絵画、歴史、電験、物理、数学、鳥類学へと繋がってくるのです。
科学や化学や建築や工作の方に興味を持つ人もいるかもしれません。
スイカやトマトや電柱をなめてはいけません。恐ろしい情報量です。
扇風機や掃除機がやたら好きな子がいて、
古い扇風機や掃除機を全て集めている気持ちがわかってきました。
電柱の本を書いた作者さんも幼い頃から電柱の模型を作りまくっていました。
とりあえずざっくりとした大きな枠組みを教わるではなく、
小さな物や事柄から逆走し、学問に繋いでいく勉強方法が
あっても良いように思えますがいかがでしょうか。

物には1つ1つ歴史があるので、身近な物から始めると良いかもしれません。
それは、実はあなたが聞くことが大好きな音楽ではないかもしれません。
目の前にあるスイカや電柱や扇風機かもしれません。
小さな物が意外と壮大な歴史や物理や地理の話へと
繋いでくれることでしょう。

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